「設計製図」でのこと。図面を描き、模型を製作している最中に何か物足りなさを感じて......。その原因を考えてみると、実際の建物には必ずあるものが、この模型には無いことに気がつきました。それは、電気や給排水、空調などの設備装置です。そこからですね、建築設備の役割や重要性を意識し始めたのは。2年次には、建築設備コースを選択し、さらに設備全般の学びを追究。中でも、室内の快適性を保つためには欠かせない"空調設備"に魅力を感じるように。就職先にも、空調設備会社を希望し、「関西国際空港」や「六本木ヒルズ」などの設備実績がある企業から内定を獲得。現在は、機能面の充実はもちろんのこと、室内のインテリアとしても楽しめる空調設備を構想中です。
"モノづくりの仕事の中でも、外で体を動かす方が面白そう"。そんな理由から、大工技能学科を選択しました。大工親方の元で、カンナやノミなどの基本技術を習得。大工技能学科では、全授業時間の半分以上を実習や実技課題の製作に充てているので、着実に経験が積めました。大工や建築の基礎技術が身につくと、2人、3人とチームを組んで連携が必要な実技課題にも挑戦。その集大成が、2年次前期にクラス全員で取り組む「棟上」です。棟上とは、一軒家の骨格を作る大工作業。大工作業を安全に、円滑に進めるためのコミュニケーションの取り方も、親方から直接指導を頂きました。大工技能学科での経験は、これから社会で働く際に役立つ大きな財産です。
インテリア空間の設計を中心に、発想から、空間の計画・材料・色彩と照明などの知識を学び、快適さを追究しています。実際にそこに配置するモノを作ることで細かな要素まで気を配るようになり、デザイン力に加えて、全体をコーディネートする力まで養うことができました。卒業制作では、いかなる空間にも応用できる新しいインテリアモデルを意図して、影を利用した壁画を制作しました。大きな板に無数の小さな板を貼り付け、光を当てる角度によっては「モナ・リザ」に見えたり、「ダ・ヴィンチ」に見えたり。部屋のインテリアに留まらず、外壁の装飾や商店の看板など、さまざまな用途を持つものができたと思います。今後も、自分らしさを盛り込んだ独創的なインテリア作品を生み出していきます。
マッチ棒で椅子をデザインして模型を作る。入学直後に与えられたデザイン課題です。作品には、クラスメート一人ひとりの個性やセンスが色濃く反映され、同じテーマと材料でもこんなに違うのかと、創造することの醍醐味を感じました。その後も、家具やインテリア雑貨などのプロダクト模型や照明、ポスターなど、シンプルなものから細部にまでこだわりを持った作品を製作。モノづくりへの意欲も、知識や技術が身につくにつれ、どんどん高まりました。その想いを表現したのが、魚鉢をモチーフにしたインテリアです。鉢の中にDVDプレーヤーを仕込み、金魚が浮遊する自作のアニメーションを流しました。友人や先生からの評判も良く、インテリアの新しいスタイルを発信できたのではないかと自負しています。
機器を精密に動かすための制御技術に興味を抱き、OCTに入学。当初は、ロボット・機械の専門分野を学ぶための基盤づくりとして、電気回路やコンピュータ制御、形状としてのデザインを学びました。研究を深めるうちに、最先端のテクノロジーを単体で扱うのではなく、具体的な製品を例にとって、どのような技術が集約され、それぞれがどのような役割を果たしているのかに注目。その集大成として取り組んだのが「信号機」です。一見単純な点滅の繰り返しに見える仕組みも、いざ製作するとなれば複雑・難解を極めました。青から黄、赤へと変わるタイミング、車道用信号と歩行者用信号の兼ね合いなど、入学前に思い描いていたコンピュータ制御技術が、ほんの一部だということを実感しました。




















